手形割引のJMS。手形割引とは。

logo

tel

手形割引とは

 手形割引とは一般的に商売上の受取手形を、その手形の満期日前に現金化する行為をいいます。
 そして現金化する日に手形記載金額から差し引かれる金額を手形割引料と呼びます。
 現金化は、銀行や一部ノンバンクで行っています。知り合い企業や、個人の方が手形割引を行う場合、
 金融業の登録が必要です。

手形割引を利用する際の参考になるコンテンツを用意しました。みなさまのお役に立てれば幸いです。

手形割引 失敗談

手形割引の失敗は簡単に言うと「聞いてないよ~」という失敗です。

  • 手形割引実行日が遅い
    • 銀行の場合は実行までにかなりの日数を要す(1週間から10日)場合があるようです。これは、単に稟議上で時間がかかっている場合と、作為的な場合があります。・・・遅らせて会社の様子を見たい・・なんていう場合です。
    • ノンバンクの場合は、資金がなくてすぐ実行できないことが、実際に起こります。もちろんそのまま実行できなければ、盗難といわれてもしょうがないわけですが・・・・。
    • 一般的に銀行にしても、ノンバンクにしても2~3日以内が常識的な日数だと思います。
    • 手形を持ち込む前に、実行日を確認しましょう。
  • 相殺されてしまった
    • 銀行にしてもノンバンクにしても借入れが存在する場合、一方的に相殺されて手形割引のお金が使えない場合があります。
    • これ、一方的ですから止めようがありません。
    • 銀行の貸しはがしという言葉がありますが、まさに、これです。
    • おかしいなと思ったら、そこでの割引は差し控えたほうが無難です。
  • 聞いている手取り金額と違う
    • 銀行の場合は、いきなり高くなったとしても知れています。いきなり倍というのは、一般的にはありません。まあ、聞いてないのに一方的に今日からこの金利です、というのも頭にくる話ではありますが、銀行は昔からそうです。
    • 困るのはノンバンクです。いまだに、実行しようと思ったら聞いている金額とまるで違うという話を聞きます。実行しなければいいのですが、今のお金がいる場合は、泣く泣く利用するということも起こります。(まさにそれを狙っているのですが)
    • 何故このような、取引の仕方をするのかわかりませんが、質のよくない業者であることは間違いありません。早々に取引をやめて、信頼できる業者を探しましょう。


これら、「聞いてないよ~」は、致命傷にならなければいいのですが、場合によっては命取りです。
銀行にしてもノンバンクにしても、付き合う相手を選びたいものです。

手形割引料・手形割引率

手形割引料は次の数式で求められます。
手形割引料=手形金額×手形割引率(割引年率)×日数÷365

  • 用語の説明
    • 手形割引料・・・・・・・・いわゆる金利です。
    • 手形金額・・・・・・・・・手形割引の対象となる手形上に記載されている金額
    • 手形割引率(割引年率)・・割引する相手と取り決める利息年率
    • 日数・・・・・・・・・・・割引を実行する日から手形に記載されている支払期日までの期間日数
    • 365・・・・・・・・・・一年を365日として割り出す関数


銀行で割引を実行したときは、これ以外に手形を取り立てるための取立て料、場合によっては調査にかかわる実費なども徴収されることがあります。

ノンバンクにおいてもおおよそ銀行と同様ですが、大きく違うところが手形割引の実行及び手形割引率の決定に関してです。

銀行においては、手形割引の実行に関して、まず持ち込み人(つまり顧客)の信用度が第一に重要となります。
顧客の信用度とは現在までの与信を指します。
つまり、預金はいくらあるか、担保は提供されているか、過去に遅延等の問題がないか、決算内容は相当の利益を確保しているか、過去に手形割引の実績はあるか

これらが審査されて初めて手形割引の実行対象持込人となりえます。
顧客の審査が問題なければ、持ち込み手形の信用度、金額や、支払期日の妥当性が審査され、クリアーされれば、持ち込み日を含めて2~3日で顧客の預金口座に入金実行されるのが一般的です。

この場合の割引金利は、たいてい銀行ごとに決められている下限と上限の割引率の中で顧客ごとに決められ、持ち込み手形内容とは関係なく一律の場合が多いようです。もちろん、例外的に、手形内容別にあるいは、条件別に金利が決定されることもあるのですが、全体から見ればまれな例といえます。

弊社の場合は、持ち込人と手形内容とを同時に調査するところから始まります。審査内容は銀行と同じでも、割引実行までの時間に大きな差があります。持ち込み日と実行日が同時ということが多く、お待たせしません。

金利に関しては、銀行と違い手形の信用度が大きく左右します。
もちろん、お客様の信用度も加味されますが、どちらかというと手形の買取という概念が強く、買取銘柄によって、金利も変わるというやり方です。

このように、一見同じ業務の中でも、考え方の違いによって、実行までの段階が違い、金利に反映される、あるいは、実行までの必要日数が違うということになります。

その結果、手形銘柄によっては、弊社の割引利率のほうが、利用している銀行の割引利率よりも安いという状況も出ています。

弊社はこう考えます。
現在では、銀行との割引利率の差が少なくなってきました。実際に計算していただければ、割引年率の差は、実際の割引料として考えた場合、思った以上に小さく、企業運営の致命傷とはならない可能性が強いと思われます。
実際、民事再生を申請した企業などは、銀行が利用できないため、再生のために弊社を利用していただいております。
しかしながら、安易にノンバンクを利用するべきかというと、そうではないと思います。

是非とも、使い分けを考えるべきではないでしょうか。
銀行を主に、しかしながら、万一の用意をしておく。
あるいは、銀行を上手く利用するためにノンバンクを利用する。
そのためのコストとして弊社を利用されることをお勧めします。

手形割引の危険性

手形割引の危険性とは、

  • 1.手形割引をすることによってお客様の対外的な信用度が損なわれることはないのか?
  • 2.万一持ち込み手形が不渡りになったとき、お客様が想定している以上の被害を受けることはないのか?
  • 3.手形割引は、いったん手元から手形を割引者へ渡すことになり、ここに危険性はないのか?


以上を不安視されるのではないでしょうか。
一つ一つお答えしたいと思います。

1.手形割引をすることによってお客様の対外的な信用度が損なわれることはないのか?

 まず、手形割引の依頼する相手はともかく、手形割引自体は回収手形の資金化ですか
 ら、周りにとやかく言われる筋合いのものではありません。
 但し、手形割引をする会社と、満期日まで手持ちできる会社とではどちらが、資金余裕
 のある会社かといわれれば、当然後者となります。
 手形割引自体は悪いことではないのですが、資金余裕という意味で考えれば、信用度が
 落ちると考える人も中にはいるでしょう。

 では、お客様が手形割引について誰にも話さなかった場合、誰が手形割引の実行を知り
 えるのでしょうか?(当然割引を依頼した
 相手以外で)唯一ありえるのは、手形の振出人です。振出手形は満期(支払期日)に手形
 が振出し銀行に提示されます。このとき手形の振出人が振出銀行に依頼すればその手形
 の裏書を見ることができます。裏書から推測して、割引をしたのか、裏書譲渡したの
 か、自身で取り立てたのかの推測ができます。

 そう、これは推測です。手形は、一般的には裏書を行いますが、第一裏書人以外は裏書
 をしない場合も実はありえますし、裏書があるからといって、間違いなく手形割引を
 行ったとは限りません。単なる支払いとしての譲渡(回し手形)の場合も多くあるわけ
 ですから。

 商売を行っていれば、資金的な余裕があろうと無かろうと支払いは発生します。
 回し手形での支払いは、一般的には余裕のある会社が行う行為ですので、信用度が損な
 われることはとはまったく関係ありません。

 このように考えると、裏書を確認する行為にそれほど意味があるとはおもえません。
 つまり、よほど特殊な事情がある場合を除いて、振出人が裏書を見ることはないので
 す。

 第一、支払った先の事情にそれほど関心を持つ場合とはどんな場合でしょう。
 あるとすれば、手形の振出人がお客様に対して債権を持っている場合でしょうか。

 次に割引相手別に考えて見ましょう。
 銀行が割引先である場合、割引をしたからといって、問題になるとは思えません。
 お客様が懸念されるのは、弊社のようなノンバンクが相手先の場合だと思います。

 弊社の場合、まずお客様からの申し込みをいただいてからのスタートになります。
 もちろん、銀行でも手形割引の依頼に申し込みは必要です。ただ銀行の場合は、取引の
 実質のスタートは預金取引になることが一般的です。
 (実際は預金取引にも申し込みは行っているのですが)
 弊社に預金はありませんから、手形割引の申し込みが取引スタートになってしまい、特
 別なことと感じられるかもしれません。
 しかしながら、これは割引業務を行う金融機関に共通した処理なのです。

 手形割引の申し込みをいただいた後、銀行も弊社も審査のための調査を行います。
 銀行の場合、既に預金取引で実績を積んでいるので、お客様の会社概要や、販売先の振
 込みなどで、把握できる部分が多くあります。
 弊社では、全て一からの調査になるため、場合によっては細かいと感じる部分まで、
 お聞きする必要が生じます。

 さて調査の段階で、振出手形について銀行では銀行間の調査を行うことがあります。
 これは、銀行同士の相互取り決めにより行われるもので、銀行以外は利用することがで
 きません。この調査は手形振出人のことを、振出銀行に直接聞くものです。振出手形が
 不自然な動きをしているときなど、銀行同士で情報を共有する場合もあります。
 これらは、銀行間での情報ですから、外部には漏れないことになっています。

 弊社では、独自の調査網で調査をします。弊社独自のものなので、弊社の社内秘で
 あり、外部には漏れません。

 但し、弊社は加入している日本事業者金融協会(JBFA)に、割引情報についての
 報告義務があり、協会員である金融業者の間で開示されることになっております。
 いわゆる、借入れ情報に近いものです。
 金融業者の間で開示されるということは、(もちろん当該協会に加入している貸金業者
 間でという意味ですが)お客様が、割引希望の手形を複数の金融業者に打診されれば
 されるほど、その手形の情報が広く広まってしまう可能性があるということです。

 また、安易に第三者に依頼されますと、同時に数多くの金融業者に打診をしてしまい、
 その結果手形出回り情報により割引ができなくなる(いわゆる割止めというのですが)
 場合がございます。
 手形割引の依頼は、必ずお客様ご本人が、慎重に検討された上で金融業者を選択し、
 依頼されることをお勧めします。

 その折に、弊社を選択していただければ、幸いです。

2.万一持ち込み手形が不渡りになったとき、お客様が想定している以上の被害を受ける
  ことはないのか?

 お客様が手形割引を依頼し実行された手形が、万一不渡りとなり現金化されなかった場
 合、一般的に発生する負担は買い戻し義務です。
 手形割引はひとつの契約ですから、その契約によりリコース(買い戻し特約あり)と
 ノンリコース(買戻し特約なし)がありますが、特に定めの無い場合は、全て買い戻し
 特約ありの手形割引となっています。ここでは、この買戻し義務が生じる手形割引に
 ついて、ご説明することとします。

 金額は、あくまで手形割引がなされた、手形の金額。つまり手形に記載された金額とな
 ります。
 買い戻し期日は、不渡りが確定されたときというのが一般的で、弊社でも同じ条件が
 適用されます。
 この条件に沿って取引を行えば、手形額面以上の負担はほとんど発生しません。
 せいぜい、手形組み戻しの手数料ぐらいのもので、これは銀行も弊社も変わりません。
 但し、即日の買戻しが条件どおりできない場合、銀行と弊社では違いが出てきます。

 銀行においては、買戻しは絶対的なもので、買戻しが終わるまで、全ての与信取引が
 ストップされるのが一般的です。これは、様々の状況を生み出す場合があります。

 ・例えば、固定性の預金の取り崩しで買戻しをしようと思ったのだが、応じてくれな
  かった。(取引バランスが崩れるからという理由で)
 ・例えば、ほかの手形の割引で買戻しをしようとしたが、割引に応じてくれなかった。
  (まず、買戻しをしてからといわれた)
 ・例えば、決まっていた借入れがストップされた。(この借入れでの買戻しに応じて
  くれなかった)

 などなど、お客様と銀行の付き合いによっては、意地悪をしているかのような応対が
 なされることもありえます。
 もちろん柔軟に、対応してくれる銀行もありますから、一概に言えませんが、弊社で
 相談される内容に、こうした銀行対応に対する不満があることも事実です。

3.手形割引は、いったん手元から手形を割引者へ渡すことになり、ここに危険性は
  ないのか?

 お客様が銀行に手形を差し入れた場合、その2~3日後お客様の取引口座へ、手形割引の
 実行分が入金されるのが一般的です。
 銀行の場合、この銀行のルールに沿わなければ実行がなされないので、選択肢はありま
 せん。

 弊社の場合一番多いのが、同時実行です。これは、手形とお金の交換なので本件の疑問
 とは関係ありません。

 差し入れてから後日実行になる場合は、いろいろなパターンが考えられます。
 例えば、郵送による手形差し入れの場合。
 書留で郵送してください。これにより、郵送の証拠をお客様が保持することになり
 ます。
 又、保険をかけることにより、郵送中の事故に対しても保証をつけることが可能です。

 例えば、割引料節約のため、あらかじめ預けておいた手形の割引を、お客様の指定日に
 実行する場合。必ず、弊社発行の預り証をお受け取りください。

 例えば、手形割引の金額が多額の場合。
 安全のためにも弊社からお客様の銀行口座への送金処理しかお受けできない場合が
 ございます。
 即日振込みがなされる場合は、お客様の銀行口座を確認していただきます。
 後日振込みの場合は、弊社発行の預り証をお受け取りください。


こうした処理により、少しでもお客様の不安は軽減されるでしょうか?
お客様のご要望には、極力あわせたいのですが、手形割引の場合、手形を受け取った後に
実行となることは、避けようがありません。これは、銀行も同じです。
是非とも、ご自身で信頼できる金融業者を選択されることを、お考えください。

手形割引のデメリット

手形割引のデメリットとは、単純に手形割引料(金利)が差し引かれること以外に、
何が考えられるでしょう。

お客様が銀行とお付き合いをしている場合、銀行では手形割引を含めた融資に枠を設ける場合が多くあります。
それは、保証協会の枠であったり、担保提供の枠であったり、信用で得た枠であったりします。
ここで申し上げるデメリットとは、お客様が銀行より融資を受けている場合に発生することがあります。
つまり決められた枠を、手形割引で使うことにより、手形割引以外の融資が受けられなくなる可能性があるということです。

当たり前のように、銀行で手形割引を実行し、あるいは、運転資金などを借入れしていても、本当に必要なときには、枠がいっぱいですと断られてしまうケースをよく見かけます。

銀行では、手形割引も、それ以外の融資も、与信の中にカウントするので、こうした現象が起こります。
銀行では、手形割引は、手形の買取ではなく融資の一部であるということです。

弊社はこう考えます。
銀行の枠をまず知ることです。そして、生きたお金の調達をするためには、どうしたらよいかを、考えていただきたいと思います。
現状はもちろん、将来的にも現状の銀行取引で十分ならば、そしてお付き合いしている銀行が信頼できるのであれば、何の問題も無いでしょう。
しかしながら、少なくとも弊社が見聞した中においては、最後の最後まで協力的であった銀行は皆無です。

「転ばぬ先の杖」をお考えになることも企業経営の中では、必要なことではないでしょうか。
その「杖」のひとつに、弊社を加えていただければ幸いです。

手形割引と不渡り

割引手形が不渡りになった場合まず何をすればよいのでしょう。

銀行に相談しても、適切な助言を得ることは無理です。
弊社に御相談ください。

ここでは、一般的な流れをご説明しましょう。
まず、不渡りを出した会社へ出向き、状況を把握しましょう。
このときの、状況により色々なパターンがありますが、手形振り出し先の協力を得られない場合、もしお客様が、集金を受けとっていない商品があったとしても、黙って持ち帰ると、後々返還を請求される場合もあるので、注意が必要です。
状況によっては、迷うこともあると思います。適切な助言を得てから行動してください。

手形振り出し先の責任者がいる場合は、お客様の受取手形の総額について、あるいは、売り掛けが残っている場合は、その支払いについて、交渉しましょう。
この場合は、すでに、担保になるものなど無いのが通常ですが、何かしら資産がある場合(手形振り出し先が持っている売掛金などの債権など)もあります。よく話を聞いて、納得いく結論を導き出すよう交渉するのです。

不渡り手形の振り出し先との交渉とは別に、処理しなくてはならないのが、お客様が手形を譲渡した先との話し合いです。
裏書譲渡したお客様の支払先も、手形割引をした銀行・金融会社もお客さんにとっては同じ債権者です。
重要なのは、全てを無理なく解決するということです。
十分な余裕があればいいのですが、そうではない場合、あるいは例え余裕があったとしても、この処理には検討が必要です。
被害が、致命的にならないように、あるいは少しでも有利に運ぶように考えなければなりません。

先を見据えて、計画的に交渉しましょう。

倒産防止協会に加入しているお客様は、売り掛けの詳細な内容を取り揃えておくことが大切です。手形の振り出し先から、発注書や、納品の明細書などを受け取っていない場合は、発行してもらうことも重要なことです。

お客様が回し手形で手形を受け取っている場合も同じです。請求する先が増えたと考えてください。

いずれにしても、受取手形が不渡りになるということは、緊急事態です。
是非とも、弊社に御相談ください。

高い手形割引料・安い手形割引料

手形割引料に限らず、お客様の負担となる支払いは、安いほうが良いに決まっています。

但し現実の世界では、安ければ良いということばかりではないのです。
いくら安くても、肝心なときに利用できなければ、事業資金は意味がありません。
もちろん安くて、いつでもお客様の思い通りになれば良いのですが、相手がある社会では、時として、今のコストを惜しんだがために、かえって高くつくということもあるのではないでしょうか。
これは、金融の世界だけではなく、お客様のお仕事の中でもありえることだと思います。

さて高いといわれ続けた、ノンバンクの金利も、最近はかなり下がってきました。
その中で、弊社は最先端を走っていると自負していますが、銀行との差はどれほどなのでしょう。
ここでは、銀行金利との比較で事業資金のコストとして、弊社の利用がありえるのかどうかを検討していただきたいと思います。

手形割引の動向(弊社調査)
       手形割引率(年率)
都市銀行   1.5~ 3.00%
普通銀行   2.0~ 3.50%
信用金庫   2.5~ 4.50%
信用組合   3.5~ 5.50%
弊社     3.0~14.04%


まだまだ差があるかもしれません。
これを、実際の手形割引料金額にするとどれほどの差なのでしょう。
手形金額を100万円 日数を120日として計算してみました。

都市銀行   4,931円~ 9,863円
普通銀行   6,575円~11,506円
信用金庫   8,219円~14,794円
信用組合  11,506円~18,082円
弊社     9,863円~46,158円

いかがでしょう。

尚、銀行における金利の幅はお客様の信用力により決定され、
弊社における金利の幅は、お持込の割引手形の信用力により決定されることが多い、
それゆえに(手形割引利率が手形一枚一枚変わるので)、弊社の金利の幅は銀行よりも大きいことを申し添えます。

是非、ご検討ください。

手形貸付と手形割引の違い

手形割引は、お客様が商売上の受取手形を換金・売却することですが、
手形貸付とは、お客様が借入れを起こす方法のひとつとして存在します。

銀行においては、通例手形貸付専用用紙(この用紙が手形なのですが)を使い、この用紙を借用書の代わりとして貸付を行います。
このときの貸付を手形貸付と呼びます。
あくまで呼び名ですので、手形に対する義務は、手形貸付だから、手形割引だからという特別な法的違いはありません。
手形割引の手形の売買という側面を取り除いたものが手形貸付と考えていただければ間違いありません。

つまりお客様から見れば、
手形割引は手形の売買あるいは、手形を借用書の代わりとした借入れ。
手形貸付は手形を借用書の代わりとした借入れ。
ということです。

弊社においては、手形貸付を行う場合は、私製の手形用紙を使う場合と、銀行振り出しの手形を使う場合の両方を利用できます。
又、手形割引を行うには振出手形の信用力が不足している場合などに、手形の資金化の方法のひとつとして、手形貸付をご提案させていただいております。

資金化するという目的は変わりませんが、手形割引と手形貸付では必要書類が異なる場合がございます。
詳しくは弊社担当者にお問い合わせ下さい。

手形割引の仕訳・手形割引の経理処理

ここでは、手形に関する経理仕訳の代表的なものについて、列記します。

1. 売掛代金を手形で回収した。
(借り方)受取手形//(貸し方)売掛金

2. 受取手形を取り立てに回し、期日に入金された。
(借り方)銀行口座//(貸し方)受取手形

3. 受取手形を、割引した。
(借り方)銀行預金あるいは現金//(貸し方)割引手形
(借り方)手形割引料

4. 割り引いた手形が、決済された。
(借り方)割引手形//(貸し方)受取手形

5. 受取手形が不渡りになった。
(借り方)不渡り手形//(貸し方)受取手形

6. 買掛金を自振り手形で支払った。
(借り方)買掛金//(貸し方)支払手形

7. 買掛金を、受取手形の裏書により支払った。
(借り方)買掛金//(貸し方)裏書手形

8. 裏書手形が不渡りになった。
(借り方)裏書手形//(貸し方)受取手形
(借り方)不渡手形//(貸し方)銀行口座あるいは現金

などとなります。
これらは代表的な仕訳となりますが、ここで説明されていない件につきましても、ご不明な点がありましたら、お気軽に御相談ください。